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みち

みち

『みち』 ¥300

「みち」をテーマに3人の作家が短編を書きおろしました。

文庫サイズ、全106ページ。

・「Runaway」遊佐はなえ
・「ま ち ぶ せ」多々畳
・「マーチ」濱野一九

表紙イラスト・マツオカユキ

『Runaway』 遊佐はなえ

リサは場所を探していた。
自分が、どこにも所属しないで居られる場所。

ある日の夜、彼女は自転車を走らせ、遠く見える風景を目指す。

そこには不思議な居場所があった。

――これは、きっとずるいんだ。

『ま ち ぶ せ』 多々畳

ウワサウワサウワサ話は今日もめぐりめぐる。

「ねぇねぇ知ってる? 『みどりのアーチ』」
「男子が『おばけロード』って言ってるところでしょ」
「ホントにおばけいるのかな」
「三組のネギが見たって」
「好きな人と両想いになれるなら、あたしも会いたいなー」

ウワサウワサウワサ話は明日もめくりめくる。

『マーチ』 濱野一九

一人の男が荒野の道を愛車で走ってゆく。
やがて一人の青年がクルマに向かって手をあげる。

「乗せて貰っても良いでしょうか?」

いかにも育ちの良さそうなその笑顔。
いけすかない、と、男は思う。

一人の父親と一人の息子、出会いも別れも道の上で起こる。

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